東日本大震災のドル円暴落で資金を失ったわたしが、今もFXを続けている理由

夕暮れの建物と街灯を描いたイメージ画像。震災の記録写真ではありません。 相場との付き合い方

アイキャッチは街並みのイメージ画像で、東日本大震災の記録写真ではありません。

筆者自身の損失経験と、その後の判断を振り返ります。

東日本大震災のとき、
わたしは相場で大きな損失を出し、大半の資金を失った。
大半の資金を失った後、その残ったわずかな資金さえも相場に投入し、泥沼にハマってしまった。

「続けてはいけない状態で、相場に居続けた」

これを、当時の経験から強く反省している。

この経験は、
後にうつ状態の中で相場と向き合ったとき、
まったく同じ形で思い出されることになる。


当時の公表資料

日本銀行は2011年3月18日の総裁談話で、為替市場でのG7各国との協調行動に言及しています。出典:日本銀行「総裁談話」(2011年3月18日)。

相場の変動で証拠金を上回る損失が生じる場合もあります。金融庁のFXに関する注意事項も確認してください(2026年10月1日確認)。

当時、わたしが信じていた前提

当時のトレード判断には、いくつかの思い込みがありました。

  • 国家レベルの通貨が短期間で崩れるはずがない
  • 相場はいずれ元の水準に戻る
  • 異常な動きは「行き過ぎ」だ

今振り返ると、
すべて根拠の薄い期待でした。


相場は「正しさ」では動かないという現実

当時のわたしは、値動きを恐怖や不安と結びつけて受け止めていました。

それにもかかわらず、
わたしは自分の考えが正しいと信じ続けていました。


資金管理よりも予測を優先していた問題

最大の問題は、
予測が外れた時の対応を決めていなかったことです。(具体的な注文の方針だけでなく、相場への向き合い方もです。)

  • どこで間違いと認めるか
  • どこで撤退するか

それを事前に決めず、
「そのうち戻る」という期待に委ねていました。


それでもFXをやめなかった理由

大きな損失の後、
FXから完全に距離を置く選択肢もありました。(実際、しばらくは放心状態でしたが……。)

それでもFXを続けたのは、
相場そのものを理解しきれていない、足りないものがある、その構造を解明したいという欲求を感じたからです。

勝つためではなく、
「なぜ負けたのか」を理解したい。
その気持ちが残りました。

この経験を通して、わたしは「手法」ではなく、
相場そのものの構造を見る必要があると考えるようになりました。

相場構造という考え方については、以下の記事で整理しています。
→ FXの相場構造をどう読むか|分析とリスク管理の前提

いま守っている考え方

現在のわたしは、以下のことを強く意識しています。

  • 相場は予測しない
  • 想定と違えば、静かに撤退する
  • 構造が見えない日は触らない

派手なことは何もありません。
負けないことを最優先にしています。


まとめ

相場は、
こちらの事情や正しさを考慮してはくれません。

大きな出来事があった時ほど、
「わからない」という前提に立つことが重要だと感じています。

「わからない」と感じたときは、
「やらない」という選択をする必要があります。

自分に嘘をついてはいけません。
いま、あなたは、やりたいですか、やりたくないですか?

「取り戻したい」という気持ちと
「やりたい」という気持ちは、はっきりと区別しなくてはなりません。

この経験が、同じような場面で無理な判断をしない
一つの参考になれば幸いです。

次回は、判断がゆがみやすい心理状態について触れます。

相場との距離の取り方は、人それぞれ違います。
ですが、無理をしない判断があることを、選択肢として残しておくことは大切だと感じています。

相場構造をどの時間軸で、どの順番で見ているのかを具体的に整理しているのはこの記事
・FXでわたしが毎日やっている相場の見方|時間軸と距離感の決め方

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