当サイトには広告を含む記事があります。
「149円で損切りを設定したから、損失はそこまで」と考えていませんか。逆指値は、指定した条件で注文を動かす仕組みです。指定価格と、実際に売買が成立する価格は分けて確認する必要があります。
この記事では、指値と逆指値を「買う・売る」「新規・決済」の二つの軸で整理します。最初に、注文の名前よりも、自分がどの条件を待っているかを書き出してみてください。
指値は価格条件、逆指値は到達後の動作まで読む
指値は、売買する価格を指定する注文です。逆指値は、買いなら指定水準以上、売りなら指定水準以下という条件で発動します。ただし、発動後の処理や約定条件は利用会社の商品ルールで確認してください。
松井証券のFX決済注文の説明では、売りの逆指値はBid、買いの逆指値はAskが指定条件を満たすと発注され、指定価格で約定しない場合があると説明しています。Bidは自分が売る側、Askは自分が買う側の価格です。
「チャートでは届いたように見える」というときも、チャートがどちらの価格を表示しているか、注文の判定に使う価格と一致するかを確認しましょう。
現在値の上と下:4つの注文を並べる
以下は説明用の架空例です。現在の買値・売値がともに149円より上、151円より下にあると仮定します。各注文は互いに独立した例です。
表が画面に収まらない場合は横へスクロールできます。キーボードでは表の枠へ移動し、左右キーで読めます。
| やりたいこと | 注文の考え方 | 入力前に確認すること |
|---|---|---|
| 149円まで下がったら買いたい | 買い指値 | 新規に買うのか、売り建玉を買い戻すのか |
| 151円まで上がったら売りたい | 売り指値 | 新規に売るのか、買い建玉を売って閉じるのか |
| 151円以上になったら買い注文を動かしたい | 買い逆指値 | 条件到達後にどう執行されるか |
| 149円以下になったら売り注文を動かしたい | 売り逆指値 | 希望価格から離れて成立する可能性 |
例えば、買い建玉を持っていて値下がり時に閉じたいなら、決済する方向は「売り」です。売り建玉を持っていて値上がり時に閉じたいなら、「買い」になります。売買のボタンだけで判断せず、決済対象の建玉と数量を合わせて読みます。
逆指値は新規注文にも使われます。「逆指値=損切り」とだけ覚えると、新規と決済を取り違える原因になります。複数の注文を組み合わせる場合は、一方が成立した後に他方がどうなるかも別に確認してください。
149円のつもりが148.80円なら、差は何円?
150円で買った米ドル/円1,000通貨を、149円の逆指値で決済しようとする架空例です。実際の決済が148.80円だった場合を計算します。価格はすべて約定価格として扱い、スワップや手数料等は含めません。
表が画面に収まらない場合は横へスクロールできます。キーボードでは表の枠へ移動し、左右キーで読めます。
| 決済の仮定 | 価格差による損失の計算 | 結果 |
|---|---|---|
| 149円で約定した場合 | (150−149)×1,000 | 1,000円 |
| 148.80円で約定した場合 | (150−148.80)×1,000 | 1,200円 |
| 二つのケースの差 | 0.20円×1,000 | 200円 |
この200円はスリッページを説明するための差額で、実際に起きる幅や損失の上限を示しません。同じ値幅でも1万通貨なら差額は2,000円です。指定価格だけでなく、数量によって現金の変動がどれだけ変わるかも見ます。
ここでは売買両方の約定価格から差額を計算しているため、その価格に含まれるスプレッドをもう一度差し引きません。見積もりに使った基準価格がBid・Ask・仲値のどれなのか曖昧だと、費用を二重に数えることがあります。
注文名を変えると、費用の適用条件も変わることがある
松井証券のFX取引ルールでは、指値・逆指値は縮小スプレッドの対象外です。画面や広告の小さなスプレッド数値を、すべての注文にそのまま当てはめないようにします。
また、成行注文で指定できるスリッページ許容幅を、逆指値にも同じように設定できるとは限りません。注文種類ごとの仕様を読み、分からない項目は発注前に公式ヘルプで確認します。
ミニ確認:チャートは150.99円、買い逆指値151円は動く?
以下は松井証券の前掲FAQの判定条件を使った架空例です。売り側のBidが150.99円、買い側のAskが151.01円のとき、151円の買い逆指値について、Bidだけを見て「まだ届いていない」と判断できるでしょうか。
答えは、Bidだけでは判断できません。この例では買い注文の判定に使うAskが151円以上です。チャートの表示価格、注文の判定価格、実際の約定価格の3つを別に見るのがポイントです。
注文確認画面で読む6項目
- 通貨ペアと売買方向は意図したものか。
- 新規か決済か。決済なら対象建玉を間違えていないか。
- 数量欄の単位は何通貨か。全数量か一部か。
- 指定価格はどのレートで判定され、発動後はどう処理されるか。
- 有効期限と、ほかの注文との取消・連動条件はどうなっているか。
- 受付後の注文照会で、意図した内容が残っているか。約定済みか未約定か。
確認練習のために実資金の注文を出す必要はありません。まず公式の操作説明と、自分が使う画面の表示を照合してください。
記入して持ち帰る注文条件メモ
上の6項目を自分の利用画面と照合するためのメモです。ページを閉じる前に、下のボタンでテキストを保存してください。
「当日」とだけ書いて迷ったら:画面上の名称に加えて、失効する日時と時間帯の基準、失効後に残る建玉・関連注文を分けて記録します。確認先は「当日・週末・無期限」の確認メモです。分からない日時を推測で埋めず、公式説明の該当箇所を残してください。
保存ボタンの利用計測(任意)
許可した場合だけ、この保存ボタンを押したことをGoogle アナリティクスで集計します。固定のボタン識別名を既存のアクセス情報に追加してGoogleへ送信します。入力した文章・金額・ファイルの内容は、この追加イベントには含めません。ファイル保存の完了を計測するものではありません。
初期状態は停止中です。許可しなくても保存できます。このページを表示している間だけの設定で、再読込・再表示すると停止に戻ります。チェックを外せば以降の追加計測を停止できます。通常の閲覧計測や、ページ末尾の案内リンク計測とは別の選択です。
保存ボタンの追加計測:停止中。
未確認の欄は推測で埋めず、そのまま残します。
政策発表を受けてすぐに発注したくなったときは、日銀の政策金利と住宅ローン・ドル円を分けて読む記事も参考にしてください。ニュースの解釈と注文の条件を、それぞれ確認するための記事です。
出典確認日:2026年9月30日。数値例は当サイト作成の架空例です。


コメント